脂肪が筋肉に変わるなんてありえない!
<脂肪が筋肉に変わるといわれている都市伝説>
➀脂肪は筋肉に変わらない
➁筋肉をつけるのになぜたくさんご飯を食べるのか
➂まとめ
➀脂肪は筋肉に変わらない
あなたは良くこのような言葉を聞いたことはありませんか?
「筋肉をつけるにはまず太れ」と。このような言葉を脂肪をつけてから筋トレをして脂肪を筋肉に変えるのだと解釈してはいけません。「筋肉をつけるにはまず太れ」の意味は、筋肉を多くするには、必然的に脂肪がついてくるという意味になります。
脂肪が必然的についてくるとはどういうことなのか。
➁筋肉をつけるのになぜたくさんご飯を食べるのか
栄養学の話になりますが、kcal(カロリー)という言葉をご存じでしょうか。
カロリーというのは、糖質、脂質、タンパク質という栄養素の数値みたいなものです。
人間は生きるために1日にカロリーを消費します。運動しているとき、普通に生活しているだけでも、カロリーは消費します。そのカロリーの消費量は、人それぞれ違い、性別、筋肉量、年齢などにより変わってきます。1日のカロリー消費量が、食事から取り入れるカロリーより多いと痩せていき、消費量が摂取量より少ないと太っていくのが基本です。
ここから本題ですが、筋肉を作るにはその人の1日のカロリー消費量より多くのカロリーを摂取しなければなりません。簡単に言えば、筋肉をつけようと思う人は、いつもより余分にカロリーを摂取しなければならないのです。実質、筋肉を0.45㎏増やそうと思うと、余分に2500カロリー摂取しなければなりません。=たくさん食べなければならない
※2500カロリーを摂取してもそのカロリーが筋肉を合成するだけに使われるとは限らない。当然脂肪にも変換される
例 1日の摂取カロリーが2000の人が0.45㎏の筋肉をつけようと思うと、余分に2500カロリーが必要なので、1日4500カロリー摂取しなければなりません。
他にも、筋肉をつけたいのなら、タンパク質を多くとらなければなりません。
となると、1日の消費カロリーより、摂取カロリーが多くなるのが分かります。
➂まとめ
以上のことから筋肉をつけたいのならカロリーを普段より多く摂取しなければなりません。ということは、先ほども話しましたが、消費量が摂取量より少ないと太っていくのが基本なので、当然太ります。なので、皆さんもお気づきかもしれませんが、筋肉をつけるには摂取量が多くなるので、筋肉も付きつつ脂肪も増えていくという仕組みになります。